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関根青年建立の道標A



名称 関根青年建立の道標A
所在地

那須塩原市関根 原街道と立道の交差

造立年月日 昭和3年(1928)3月 経緯度 北緯36度54分44秒,東経140度0分1秒
形状(高・幅・厚) 65・17・15cm 文献 西那須野の記念碑 No.119
銘文

[右]右ハ当字ヲ経テ石林大田原ニ至

   昭和三年三月建之 関根青年

[左]左ハ下中野沼野田和ニ至

備考

道路より高い田んぼの畦のところに倒れている。
右で示す道は「立道」で、東関根で原街道石林通りに出て、石林村を通り大田原に出る。立道はJR宇都宮線を渡った民家の軒先に出て途切れるが、東関根の馬頭観音を経て石林の道標前を通り大田原に至る。左は那須野橋下流で蛇尾川を渡河、波立道に合流し、下中野の元観明院墓地方面に向かうものだ。

原街道槻沢通りの、この地点から大原間方面への進路はどのようなものだったのだろうか。現在の説は三つある。
1.蛇尾川渡河波立道、下中野の観明院跡わきを通って島方で熊川渡河、大原間に向かうルート
2. 波立道からBSタイヤ工場前で国道4号線に合流、熊川渡河、大原間に向かうルート
3.立道を西遅沢方面に向かい集落を通って蛇尾川渡河、BSタイヤ工場の敷地を抜け熊川渡河、大原間のレッドバロン裏の原街道に至るルート

すぐ近くを平行する新陸羽街道が開通したのが明治17年である。この道標の建立時、原街道はかつて脇街道として繁栄した面影も消え失せ、生活道としてなんとか生き延びていたのだろうか。


所在地地図


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