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石林の大乗妙典六十六部供養塔

正面


名称 石林の大乗妙典六十六部供養塔 所在地 那須塩原市石林813−2
造立年月日 享保10年(1725)11月 経緯度 北緯36度53分8秒,東経140度0分24秒
形状(高・幅・厚) 122・47cm 文献 西那須野の記念碑No.111
銘文

[正面] 

双泉滴々而運有情色相

天下泰平 野州那須郡石林村

奉納大乗妙典六十六部供養

国土安全享保十乙巳十一月吉日

願主 心誉禅空

[右] 右 なすみち

[左] 左 志をハらみち

備考

原街道の石林通りと関谷道の分岐点に立つ道標。建立者は石林に住んでいた心誉禅空。道向かいに大松があったらしいが現在は枯れて存在しない。原街道の開通は正保2年(1645)、享保12年(1727)には奥州街道の米問屋が原街道と関街道に対し藩米輸送を禁止する訴えを起こしている。造立時期はちょうど原街道の繁栄のピークであったのだろう。
左の関谷道は、乃木神社(大正3年建立)を過ぎたところで接骨木道と分岐する。戊辰戦争の時、会津軍が大田原城攻めを行った際、接骨木道を通って石林から経塚へ向かったという。関谷道は巡見使が通った道でもある。接骨木道は横林の問屋(横林小学校前)会津中街道と合流する。


道標の前にかつて大きな松があった
所在地地図


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