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一本木の阿弥陀仏道標

正面 裏面


名称 一本木の阿弥陀仏道標 所在地 那須塩原市一区町
造立年月日 文化五辰年(1808) 経緯度 北緯36度50分26秒,東経139度59分13秒
形状(高・幅・厚) 地上69cm・38cm 文献 「那須文化研究」大田原の道標(一)
銘文

[正面]

 右 日光□

南無阿弥陀佛

 左 ひやり□

[裏]

文化五辰三月

備考

日光北街道沿い、なんじゃもんじゃの木の近くの交差点の畦にある。交差する道を西那須野方面にたどると、原街道の槻沢ルートになるのだが、明治の開拓で延長されてちょうどここで交差したのであろう。原街道槻沢ルートはここから約2キロ北でより南西方面に向きを変え、中薄葉の高性寺に向かっている。
ふだん「南無阿弥」くらいの高さから下が地中に隠れているので、目視確認を怠り、上記文献のとおり左は「大田原道」だと思っていたが、「西那須野町史6 交通通信史」によると「ひやり」のようだ。
この付近は現在水田となっているが、多くの湧水があったようだ。この辺は一本木といわれていた場所で、北に300mいった場所に明治13年、那須開墾社の最初の事務所である第一農場があった。その北側に湧水地があり、伏流し日光北街道付近でわき出ていたようだ。このあたりから土器片が出たそうだ。


所在地地図


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日光北街道