銘文 |
右 佐久山
天下和順明和四丁亥天導師寒誉上人
大原村 願主
キリーク 奉納大乗妙典之十六部供養
□清明二月吉日 世話人當村若昌家
左 さら戸 |
備考 |
薄葉から佐久山と佐良土は同じ方向のような気がするが?これは箒川を挟んで、西岸にある「佐久山」と東岸にある「佐良土」というところから推理したい。薄葉から佐久山と佐良土を右左に分けるのだから、右佐久山方面は、日光北街道ルートで薄葉の渡河点で箒川を渡り、沢宿から将軍塚を通り佐久山宿に向かうルートと思われる。左佐良土は「たつ道」を平沢方面に箒川に沿って下りて行く道だ。この道標は、たつ道と原街道の交差点に真南を向いて建っていたのではないか。
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