塔碑は全般的に興味があるんですが、私が一番調べたいと思っていたのは、道標でした。石碑は、信仰の対象として、または旅人の道標として建立され、現代に至っても路傍に佇んでいます。石碑は、過去において人々が、集落と集落、城下町や草刈り場、修験の山や温泉などを、どう行き来していたのかを知る重要な手掛かりとなるのではないでしょうか。もちろん、その位置が現代まで全く動いていない確証なんてないんですけど。現に土地開発や道路整備で、路傍の塔碑が近所の墓地に寄せ集められているケースを多く見ます。信仰母体である講の消滅や、時代の流れで邪魔モノ扱いされてしまうのはしょうがないと思いますが、なんだか寂しいですね。 今回このコンテンツを作るにあたり、 「那須文化研究」掲載の論文大田原晴雄氏(故人)の「大田原の道標」、矢木沢誠司氏の「黒磯市の道標」等を基礎とし、現在の保存状況や追加情報を加えて発表するものである。未収録の他のエリアを含め今後も更新していく。各塔碑の説明に関しては先人方の研究の成果である文献から引いたものもあるが、私の憶測で論じている部分がままあるので、鵜呑みにせず再検討することを勧める。 |
那須野ヶ原の道標の分布 |
栃木県
上河内町 |
下郷町 |
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会津若松市 |
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経緯度の表示について |
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経緯度は現地計測ではなく、国土地理院の「地図閲覧サービスウォッちず」を利用した地形図上での、おおよそのプロットである。 掲載している地図はALPSLABのALPSLAB base を使用している。ウォッちずとALPSLAB base では同じポイントでも経緯度が微妙に違うのだがどうしたものか? |
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