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大渡愛宕の道標2
[正面] 右 會津道 愛宕山 左 日光道
芹沼方面から館坂を下り、大渡集落入口の鉤の角に貴船神社が建つ。その敷地内にある愛宕の供養塔に刻まれた道標である。 「右 會津道」方面はかつて名所であった「籠岩」を経て川室、会津西街道の大桑に向かう小道、「日光道」方面は芹沼・豊田を経て今市に出る日光北街道のルートである。芭蕉一行が元禄2年(1689)に日光から舟生・玉生・大田原に向かった際は、「せノ尾・川室」を通り大渡に出たとあるので、ここから日光北街道に入ったと思われる。 日光北街道沿いには画像にあるような祠のある愛宕の石塔が集落ごとに見受けられる。大渡宿の出口(下大渡)の鉤にも愛宕の石塔がある。 (2007.03撮影)