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登町の高湯山道標

正面


名称 登町の高湯山道標 所在地

白河市中田 歴史民俗資料館前

造立年月日 天保9年(1838)4月

経緯度

北緯37度7分11秒、東経140度14分3秒
形状(高・幅・厚) 121・30・40cm 文献 「那須文化研究19号」那須の湯道を歩く
銘文

[正面]
 (五角形の窪み)高湯山    右
                    那須道
[左]
       左 江戸海道
[右]
天保九年歳戊在戌 四月
            常盤惟貞建

備考

高湯山信仰の石碑で道標を兼ねている。「那須道」は原(原方)街道で、「江戸海道」は奥州海道である。もともとは原街道が奥州海道と交わる登町(二番町)丁字路にあったとされる。道路拡張などの理由で白河市北登町矢場八幡神社境内にあったが、現在は白河市 歴史民俗資料館に移設されている。登町丁字路には花壇になっている場所があるので、そこに移設した方がいいと思うのだが。

高湯山はいわゆる那須嶽信仰の名称で、霊場や御宝前は共通であるが、登り口が2つあり、那須湯元の温泉神社側が「高湯山」、三斗小屋宿口の方からの参拝を「白湯山」と呼んでいた。それぞれ管理していた寺や別当が違い、西郷、白河方面の地域は一般的に高湯山と呼んでいた証拠といえる。白河宿からは原街道沿いに原中の高湯山一の鳥居を通ってから那須山麓へ向かった。


左 江戸海道(矢場八幡神社にあった頃)
右 那須道

左の角にあった道標か?
現在の道標の所在地図


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