がりつうトップ > 那須野の道標 > 那須町の道標 > 伊王野地区 > 坂本の馬頭観世音 


坂本の馬頭観世音 

正面


名称 坂本の馬頭観世音 
所在地

那須町大字伊王野坂本 坂本橋分岐

造立年月日 大正元年(1912)

経緯度

北緯36度57分45秒、東経140度10分32秒

形状(高・幅・厚) 72・20・21cm  文献  
銘文

[正面]
右 八溝山上野宮大子道
馬頭観世音
[左]
  蓑沢村ヲ徑テ古關村
左            (道)
  金山白河棚倉石川
[裏]
大正元年十二月建(設)
     薄葉金五(郎)

備考

関道(県道60号 坂本−白河線)と大子道(県道28号 大子−那須線)の分岐の道標。道標表示をみると、元々は道向かいの橋のたもとにあったものと思われる。

古関村は現在の旗宿・中野・内松・社田・関辺・番沢の地域。金山村は金山・梁森・高木・三森・下羽原の地域だ。古関村と金山村、社村が合併して現在の表郷村となるが、旗宿と大字関辺が白河市に転入している。

十文字で八溝林道と合流する大子−那須線は、昭和初期の地図では車道として扱われていたようだが、大和須付近で通行止めとなり、その先も二輪では通行可能だが、現在の規格では不通区とせざるをえない状況のようだ。

道標裏の窪地に「山高水長」「古(さんずいに友`)回首」と書かれた大正10年建立の石の門柱が建っている。その奥の崖に祠があり何かを祀っていたようだ。
(2009.02撮影)


崖上の石仏群
裏の窪地の門柱

塔碑から坂本橋方面

現在の道標の所在地図