西那須野の記念碑　No.117
一区町史

[正面]
　右　ノザキ村矢板町
向　　　　　　　　　　　　　　　　道
　左　カジヤ区大田原町

[左]
　右　二三四区千本松区
向　　　　　　　　　　　　　　　　道
　 左　チカソノ村佐久山町

以前は縦道沿いの一区十文字にあったもの。一区十文字とは、菊地商店（現在はセブンイレブン）とスワストアのある縦道と新日光北街道の交差点である。碑は菊地商店と対角線の角にあり、隣に火の見ヤグラ、消防小屋があった。この道標は新日光北街道（現R461）の拡張工事の際に撤去され、現在は一区町公民館に移動している。
銘文をみると、[左]側にある地名を行き先にする道が縦道のようだ。当時親園・佐久山方面は旧日光街道まではしっかりとした道になっており、それより先は原街道、実取方面の細道はあったが、茅場道となっていた。
一区青年団の記録によると、大正13年3月2日に「御成婚を記念し、当区十文字に追分け立つ」とあるそうだ。後の昭和天皇の御成婚の際に記念事業として建てたものだ。