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鍋掛十文字の道標

正面

名称 鍋掛十文字の道標 所在地 那須塩原市 鍋掛交差点
造立年月日 昭和3年(1928) 経緯度 北緯36度56分24秒,東経140度5分52秒
形状(高・幅・厚) 730・240・240mm 文献  
銘文

[正面]
          右芦野町ヲ徑テ□
御大典紀念  向
          左金田村ヲ徑テ□
[右]

   (壁で確認できず)
       
[左]
  昭和三年十一月青年團鍋□

備考

御大典記念の道標。サイズや碑文からみて、鍋掛正観寺前の道標と同時期に建立された道標のようだ。「芦野町 金田村」の銘が黒羽-黒磯の鍋掛街道方向を向いているが、前述道標を参照すると、やはり元々の向きと違っているのではないか。地中に隠れた碑文は「右芦野町ヲ徑テ白河ニ至  左金田村ヲ徑テ大田原ニ至」か。裏がすぐ壁で確認できない右面は、湯道と鍋掛街道ではどう記述が異なるか気になるところだ。

鍋掛集落は芭蕉の句碑などもあり、歴史を感じさせる趣のある街並をアピールするためかガードレールを設けず、自然石風の車止めを街道沿いに配している。是非、これら昭和初期の道標にも光を当ててほしいものだ。


奥州道中(現 県道大田原芦野線)と鍋掛街道の交差点 黒羽方面
所在地地図


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