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富士見峠の馬頭観世音

正面

名称 富士見峠の馬頭観世音 所在地 那須塩原市寺子 寺子一里塚公園内
造立年月日 安永4年(1775) 経緯度 北緯36度57分56秒,東経140度7分4秒
形状(高・幅・厚) 1500・370・370mm 文献 案内板
銘文

[正面]
  馬頭観世音
[右]
   湯殿山 六十六里余
    仙臺    三十里
    會津   二十四里
    那須湯元  五里
[左]
    日光山  十六里
     江戸  四十一里
     水戸  二十二里
     八溝山   六里

[裏]
安永四年乙未 十二月吉日

備考

この馬頭観音は富士見峠の頂上付近に建てられていたが、H8に寺子十字路の寺子一里塚公園(寺子小学校跡)に移動された。安永4年に寺子村を施主村として、寺子組25ヶ村のうち14ヶ村が協力して建立したもののようだ(台座に村名が刻まれている)。地元の古老の話によると、かつて富士見峠には2、3軒の茶屋があり、行き交う旅人の休息地だったという。
左右の行き先をみると、この碑は西を向いて建っていたようだ。この山中において遠く仙台や水戸を表示している点、八溝山が越堀方面になっているのも興味深い。
道向かいの丘陵の墓地には樹齢350年と言われるエドヒガンがある。


所在地地図


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