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高阿津の道標

左  正面   右
 
名称 高阿津の道標 所在地 那須塩原市高阿津 高阿津集落センター前
造立年月日 享保3年(1718)2月14日 経緯度 北緯36度54分56秒,東経139度54分43秒
形状(高・幅・厚)   文献  
銘文

[正面]
    右ハ塩原海道
(梵字)
    左ハやま道
[右]
         □□供養
南無阿弥陀佛
         □□□□
[左]
享保一年二月十四日

備考

通称大貫街道と呼ばれる上石上から関谷に向かう道を、かつては「塩原街道」と呼ばれていた。今では明治に三島通庸が開削した「塩原新道」のことを塩原街道と呼んでいるが、元祖塩原街道は会津への道として大いに栄えた。いわゆる「会津西街道(下野街道)塩原通り」である。そのせいか街道沿いに石碑も多く、観念仏供養塔・馬頭尊など多岐にわたる。
高阿津は大貫と関谷の間の集落で、右は関谷方面、左は河岸段丘を降り箒川に出て、金沢方面に行く道か。集落センターを過ぎてすぐに左に分岐する細い道は、畑を通り段丘を降りていく。この細い道は最近舗装された作場道だが、地元の人によると、元々はこの坂から真っ直ぐ、下の画像左の木の辺りを通って大貫街道を渡り、画像左の林沿いの道を通ったという。その地元の人は、この道を「大田原道」と呼び、段丘を上がる坂を「大田原坂」と呼んでいた。察するところ、「やま道」はこの大田原坂を下る道のことか。なお、この近くにもう一つ高阿津の道標2がある(下の画像右の左下の石)。
(2006.11.29再撮影)


田の畦がもともとの道だったようだ
大田原道と呼ばれる小道

所在地地図


那須野の道

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