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寄居大久保の瓢石

正面


名称 寄居大久保の瓢石 所在地

那須町 大字寄居 山中大久保永畑

造立年月日 大正9年(1920)

経緯度

北緯37度3分2秒,東経140度10分12秒
形状(高・幅・厚) 89・38・17cm 文献 「那須の石仏 芦野編」
銘文

[正面]
    瓢石  勝五郎旧跡
        初花清水從是二丁 
 
[裏]
    上郷青年支部建之
     大正九年五月吉日

備考

寄居大久保の集落から、R294との合流点に瓢(ふくべ)の彫り物がある。その隣に標石として建っているのがこれ。初花清水までの距離を示している。たしかにここから寄居大久保方面に初花清水があったが、2町(=218m)はない。R294移設拡張の際にこの場所に移動されたようだ。
勝五郎とは、 「箱根権現躄仇討」の主人公の飯沼勝五郎のこと。棚倉藩の武士だったが、兄を滝口上野(こうずけ)に殺され、やはり上野に父を殺された初花と夫婦になり仇を探すうち足を病み、ここに隠れて足の直るのを待った。その折、瓢を彫ったという。初花が使った清水というのが初花清水だそうだ。

 

この瓢箪は明治期に作られたもの
所在地地図

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