麦飯坂
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右に天保11年、左に室井金左ェ門 52・30・19cm |
名称 | 麦飯坂 | 所在地 | 那須町 |
文献 | 那須山麓の民俗 | 経緯度 | |
説明 |
沼ッ原を過ぎると平地の雑木林が多少続き、そして下りの長いつづら折れの坂になる。「バクハンザカ」の名称の由来は、その昔三斗屋の者が板室方面から帰って来たとき、沼ッ原から下る長い坂道のところで、三斗小屋に向かって大声で彼らの常食であった「麦」を煮ておけーっ」と怒鳴ると、三斗小屋に着いた頃には丁度煮えて飯が食べられるという。すなわち麦は煮えるのに長い時間がかかることから、「この坂を下るのには非常に時間がかかる」ということを表そうとして名付けられたのである。街道を通る博労や馬方に歌われた馬追い唄でも、険しい山道の表現で多くみられる言い回し「三十三坂ばくはく坂よ」と歌われている。 |
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つづら折れの途中にある石積の一里塚?
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道の反対側も塚だと言われれば見えなくも・・
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