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寄居大久保の馬頭観音1

正面


名称 寄居大久保の馬頭観音1 所在地

那須町 大字寄居 山中大久保

造立年月日 大正8年(1919)

経緯度

北緯37度2分55秒,東経140度9分59秒
形状(高・幅・厚) 63・37・13.5cm 文献 「那須の石仏 芦野編」
銘文

[正面]
   右 木戸、豊原
(梵字)馬頭觀世音
   左 追田原ヘテ黒田原
  大正八年四月十七日大森氏

備考

寄居大久保の集落から西の山あいの畦道を入っていくと、棚田の畦に舟型の馬頭尊と角柱の道標が建っている。馬頭尊がT8年、角柱がT13年建立である。建立はたった5年の差だが、こんなにも印象が違うのはどうしてだろう。純粋道標は、行先情報を示すためだけに存在するのに対し、馬頭尊は信仰の対象物であることが前提で、往来する人々の安全を見守ってくれて、さらに行先情報も教えてくれるありがたい存在なのだ。
現代の地形図上で見ると、たしかに左の黒田原方面は今でもなんとか繋がっているようだが、右の豊原は地図上の線が途切れてしまっている。

 

 

ここで黒田原と豊原に行き先が分かれる
所在地地図


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